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ご挨拶

はじめまして。

「ぺんで舎」と申します。

ぺんで舎は、文学書の「出版」を展開すべく誕生した、山口県下関市に拠点を置く、小さな事業者です。けれども、小さな事業者ではありますが、大きな志を持っています。

現在の日本は、科学の発展に比べて、文学が停滞しているように思われます。たとえば、ノーベル文学賞受賞者は、川端康成と大江健三郎の二人の小説家のみで、詩歌人にいたっては皆無です。
しかし、短く設定しても1500年に及ぶ、日本の文学の歴史は豊かです。明治文学だけでも、夏目漱石・森鴎外・与謝野晶子・石川啄木と、個性と普遍性を兼ね備えた、作家・詩歌人は枚挙にいとまがありません。

ぺんで舎は、科学と同じように、文学もまた継承発展すべきものと考えます。先に挙げた文学者たちの作品はもちろん、今後も読まれるべき文学、あるいはこれから読まれるべき文学を、新しい形で、世に送っていきます。

もし現代の文学が、停滞どころか、ときに耳にするように衰退しているなら、ぺんで舎が志向するのは、「文学の復権」にほかなりません。

                    ぺんで舎代表 佐々木龍

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